demo
はじめにIntroduction
「自分で描いた痛車を作りたい」
そう思い、イラストとデザインを全て自分で手掛けて描き下ろしました。
KPFという大きなイベントに向けて、今回の痛車は全力を注いで制作しました。
以下から車両本体のスペックや、両サイドのイラスト、デザインについての説明を記載しております。
是非、ご覧下さい。
スペックSpec
外装
- Front bumper
- Abflug Spiral Bumper
- Rear bumper
- TRD + root製 オリジナルワンオフディフューザー※リアバンパーのみマフラー、ディフューザーの為に加工
- Side
- TRD
- Trunk
- TRDハーフスポイラー
- Hood
- Varis COOLING BONNET HOOD SYSTEM-1
- Headlights
- 前期BRZ 純正ヘッドライト
- Tail lamp
- intec DRY CARBON Tail lamp
内装
- Seats
- Braum Racing Orue series
- Steering
- NARDI KALLISTA + RAPFIX GTC
- Panel
- intec DRY CARBON interior panel
- Console
- root製 フルカーボンコンソール + エンジンスタートボタン移植
排気系
- エアクリーナー
- ZERO1000 Power chamber
- フロントパイプ
- TRUST 加工フロントパイプ
- 中間~リアパイプ
- ワンオフセンター四本出しマフラー
足回り
- サスペンション
- ラルグス SPEC S バネレート純正
足回り
- ホイール
- Forgestar F14 前後18インチ
F 10j +8
R 10j +3
デザインDesign
車両のテーマとしては「百鬼夜行」
鬼や妖怪等と言った日本ならではの「和」の要素を元にデザインしております。
そして痛車の顔とも言えるキャラクター。
Yostarがスマホゲームとして配信している「ブルーアーカイブ」
「学園×青春×物語RPG」をテーマにした各学園ごとに沢山の物語があるゲームです。
そんな学園満載の青春ゲームより百鬼夜行連合学院「天地ニヤ」を選択しました。
運転席側
キャラクターイラストについて
初めに運転席側に貼っております、キャラクター説明から。
百鬼夜行連合学院と言う名の通り、妖怪や陰陽師と言った日本古来をモチーフにした学院です。
その中のトップとして立つのが今回貼りました「天地ニヤ」です。
性格はいつも生意気でニヤけた顔をしていますが、学院のピンチ時にはしっかりと動き正確に他生徒に指示を出す、部長としての役目を果たしております。
糸目なのもとても良いですね。
そんな生意気なニヤですが、僕自身としては「かっこよく描きたい」「部長らしさのある天地ニヤ」をベースにキャラデザインをしました。
線画に関しては「微細」「精緻(せいち)」
本人の性格や手腕に併せ細かい所まで行き届く。
そのイメージで髪の毛や振袖の流れを細かく描き下ろしています。
塗方に関しては和風を。
線画ばかりでは洋風とも言えるデジタルイラストになってしまうので「塗り」で服や髪の毛に影を作っております。
ざっくりとした平筆の塗り方、細かい細筆での塗りを両方を描き、細かくなった線画の中にテーマの一部である「和」を取り入れてみました。
運転席側での一番目立つデザイン役者として今回描き下ろしましたのが「餓者髑髏(がしゃどくろ)」
百鬼夜行連合学院と言う名の通り、妖怪や陰陽師をモチーフにしておりますので、妖怪として大きな存在である餓者髑髏を選択。
ボディ色と同一の黒背景をベースに、赤雲と彼岸花で不吉や暗い雰囲気を出し、ニヤを先頭の鬼に見立てて配置しました。
これによりキャラクターとデザインで「百鬼夜行」を表しております。
助手席
痛車は両サイドに1人ずつのキャラを配置するのが一番使われている手法ではありますが、今回は運転席側のみキャラ、残りの面(助手席側、リアガラス)を百鬼夜行デザインで制作しました。
助手席は天地ニヤ本人ではなく、天地ニヤを表した「鬼」を描き下ろしております。
運転席側の餓者髑髏を引き連れた大きな鬼(天地ニヤ)、背景デザインとして巻物に書かれた文字、百鬼夜行の妖怪目線からの祭としての視線イメージ(鯉のぼり)等。
背景の巻物には作中に出てくる陰陽部員の名前(天地ニヤ、桑上カホ、和楽チセ)の他、百鬼夜行を避ける呪文等を書いております。
助手席には天地ニヤは居ませんが、天地ニヤの居る百鬼夜行連合学院をイメージして描きました。
出来るだけ書物に書かれた画を表すために、ブラシは平筆をメインで線を描き、ザラザラ感のある質感で塗っています。
この両サイド、リアガラスの施行に加えもう1つの手を加えております。
今回直接手を施した「金顔料」です。
フロントからサイドへ流れる金顔料、模様は和柄、百鬼夜行を避ける呪文を書いております。
ステッカーというデジタルのみの作品が多いですが、人が直接描くアナログの質感を痛車に取り入れてみました。
デジタルでは表せない筆と顔料の質感を、是非間近でご覧下さい。
ここまでステッカーのご説明ときましたが、展示物の説明も致します。
作中で使う天地ニヤの持つ扇子と扇子立て
室内には石膏で作った鬼の頭蓋骨
封印するためのお札
室内を遮蔽する自作の窓枠型障子
キャラクターと作品を表す物も凝って展示しておりますので、是非ご覧ください。
参考にしたもの
- 百鬼夜行絵巻
- 画図百鬼夜行
- 宇治拾遺物語